しみ・そばかす
顔や体にみられる茶色のシミだけがシミではありません。
様々な症状がありますので、どの疾患に当てはまるのかを判断して適切な治療をすることが大切です。
主な原因
- 輪郭のはっきりした褐色の色素沈着がみられる。→シミ(日光性黒子)
- 主に、ほほ骨に沿って左右対称性に、または目尻の下あたりに左右対称にみられるシミ。→肝斑(かんぱん)
- 目の下~頬骨にかけて、直径2~3mmの細かい褐色のシミがパラパラとみられるシミ。→そばかす(雀卵斑)
- やけどや虫刺され、かぶれ、ニキビ、切り傷、アトピー、美容皮膚治療などの炎症の後に色素が沈着してしまう症状。→(炎症後色素沈着)
- 顔や手の甲、腕など、日光によくあたる部分にできる茶色いシミ。→(老人性色素斑)
●日焼けによるシミ・加齢によるシミ(老人性色素斑)
YAGレーザーが有効です。通常は1〜2回でとれます。
シミ予防・アフターケアには日焼け予防、ケミカルピーリング、イオン導入、ご自宅での内服、ハイドロキノン外用などが効果的です。
●そばかす(雀卵斑)
経口治療と外用薬治療。
YAGレーザートーニングによるレーザー治療。
そばかす予防・アフターケアは上記と同様です。
●ホルモンバランスの乱れなどからくるシミ(肝斑)
→詳しくは 肝斑のページへ
●やけど・ニキビ痕・ケガ跡などによるシミ(炎症後色素沈着)
肝斑の治療と同様です。
皮膚科:皮膚科で処方してもらう美白剤(ビタミンC誘導体やアルブチン酸、プラセンタエキスやハイドロキノンなど)が効果的です。
美容皮膚科:ケミカルピーリング、イオン導入に加えて、YAGレーザーによるレーザートーニングが効果をあげています。